ユーザー系SIerで上司から学んだこと

ビジネス

はじめに

この記事は、著者がユーザー系SIerで上司から学んだことを厳選し、紹介する内容となっております。内容に関してはSIer(IT系)というよりも仕事の基本事項についてまとめた内容になっているため、SIer(IT系)以外の仕事に従事をしている方々も目を通していただけると嬉しいです。

内容

・残業ありきで仕事をするな。定時退社を目指せ。

→定時退社を目指すことで効率的に仕事をこなすといった意図。残業ありきで仕事をする癖がついてしまうと「業務効率化」の観点に意識が向かなくなる。※「時間制約」の意識が薄れるため。限られた時間の中で、効率よくアウトプットすることが重要。

・2人で作業するときはダブルチェックを必ずしろ。

→共通の作業を行い、作業に誤りがないか一人一回ずつチェックをする。基本的に新人の場合は有識者(先輩や上司)と行う。ミスを未然に防ぐためにも有効な手立て。作業内容によっては長期戦になる場合もあるため、緊張感を持ち続けることが求められる。また、有識者の集中力が切れてきた場合は、新人が積極的に是正することも重要。

・自主的に質問する癖をつけろ。

→仕事を行う上で疑問点は自ずと生じるもの。(新人なら特に)疑問点が生じた際はモヤモヤと悩むのではなく、有識者(同期、先輩、上司など)に教えを乞うことが重要。無駄なプライドを捨てられるかが試される。ただ、むやみやたらに質問すればいいわけではない。

個人的見解になるが、著者が質問する上で意識していることは以下の3つ。

⓵一度した質問は二度しないこと。
→凡事徹底。二度以上同じ質問をし、有識者の時間を奪わないようにする。一度した質問はメモを取るなどしてナレッジ(知識)として蓄積させる。

⓶自身の理解度を説明する。
→疑問点が生じた際は、「理解できている部分」と「理解できていない部分」を明確にして有識者に説明を行う。自身の理解度を説明することで、有識者も相手側に説明する内容・範囲が明確になる。

以下、具体例。

【NG】

自分「何もわからないです!」

→「理解できている部分」と「理解できていない部分」を明確にしていないため、有識者はどこまで説明すればいいのかわからない。

【OK】

自分「○○の部分は△△と理解したためこのタスクは□□で対応してもよろしいでしょうか。

→「理解できている部分」と「理解できていない部分」を明確にしているため、有識者もどこまで説明すればいいのかが明確になる。

⓷自己解決できるか否かの判断。
→質問する前に、「自己解決できる疑問点」なのか「自己解決できない疑問点」なのかを明確にする。ポイントとしては、時間を区切って判断すること。

※例えば、疑問点が生じて20分は「自分で考える時間」とし、自己解決が難しいと判断した場合は有識者に質問する。といったようなイメージ。

・手順書通りに作業しろ。手順書に記載されている以外の作業はするな。

→凡事徹底。当たり前のことだが、手順書に記載されている以外の作業はしないこと。仮に手順書通りに作業せずトラブルが生じた場合、基本的に責任は自分自身にかかる。手順を進める上で疑問点が生じた場合は必ず有識者に質問すること。自分自身の身を守るためにもこの意識は常に持つこと。

・時間を意識しながら作業をしろ。

→作業を行う上で「何にどのくらい時間がかかるか」を意識すること。以前も紹介したが、タスクを細分化し「時間的根拠」を算出することが求められる。なお、このように時間の算出が習慣化すれば、無駄な残業を減らすことも可能。

・質問に質問で返すな。

→顧客の問い合わせ対応などは言い切りで回答をすること。また、回答に説得力を持たせるためにも「理由・根拠」は必ず提示すること。

以下、具体例。

【NG】

Aさん「リンゴは果物ですか。」

自分「果物はフルーツという認識で相違ないでしょうか。」

→上記の場合、質問に質問で返してしまっている。

【OK】

Aさん「リンゴは果物ですか。」

自分「果物です理由としては、果物は木や草につく果実で食べられるものと定義されているためです。」

→上記の場合、回答理由をセットで返答しており、説得力が増す。
※文章構成(PREP、SDSなど)を参考にし、回答することも効果的。

PREP法・SDS法とは?今すぐ例文でわかる「意図が伝わる」構成 | WeiV (nexer.co.jp)

・メールでエビデンスを残せ。

→パートナー会社や顧客などの間でトラブル(情報の行き違いなど)が生じた際、「言った言わない論争」に発展してしまうことは大いにしてある。上記の「言った言わない論争」を避けるためにも、やり取りはこまめにエビデンスとしてメールに残しておくことが重要。
※電話や対面で話し合いをした場合でも、メールでエビデンスを残しておくこと。

・進捗の報告を都度すること。

→報連相の基本。上司に業務の進捗状況を定期的に行う。(3時間に一度など)定期的に進捗状況を報告することで、「作業の方向性がズレていないか」「納期に間に合いそうか」などのトラブルが起こる可能性を未然に防ぐことができる。

・早めにアラートを上げること。

→報連相の基本。上司に報告したくない内容(業務でトラブルを起こしてしまった場合や納期に間に合わなそうな場合など)ほど早めにアラートを上げること。アラートを上げる判断が遅ければ遅いほどミスが最大化してしまい、のちに自分を苦しめることになってしまう。トラブルなどを起こしてしまった場合、その事実は変えられないため、「怒られたくない」などといった負の感情を切り離して即座に報告することが重要。個々人の素直さが試される場面。

※【参考】時間管理マトリックス。
アラートを上げる判断を「緊急性」と「重要性」の二軸で判断するもよし。

緊急度と重要度のマトリクスでタスクの優先順位を付ける (jooto.com)

・年上部下のマネジメント。

→当然だが年上部下のマネジメントは難しい。理由として、自己流の業務スタイルが確立してしまっている(クセがついている)ことが挙げられる。自力でのマネジメントが困難であると判断した場合は、上位層(リーダー、マネージャーなど)を巻き込み、是正することが求められる。

・年下部下のマネジメント。

→ホスピタリティ(手厚いもてなし)を重視すること。具体的には「部下を強い口調で叱る」など、上司としての「権威性」を利用したマネジメントではなく、「従業員もお客さまとしてコミュニケーションをとる」など、「寄り添い」を意識したマネジメントが求められる。極論、上司と部下は「役割」が違うだけだと捉えることもできるため、その点を意識すればホスピタリティ重視のマネジメントができるのではないだろうか。

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