厳選!外資系SIerで上司から学んだこと

ビジネス

はじめに

この記事は、未経験・文系出身SEの私が外資系SIer(OJT)に半年間出向した際に、上司から学んだ内容を厳選・紹介する記事となっております。今回紹介する記事ですが、「今まで世の中に出回っていなかった革新的な方法!」などといった目覚ましい内容を紹介するわけではなく、あくまで私自身が外資系SIerで上司から学んだ内容をありのままで紹介する記事になっておりますので、その点を留意しお読みいただけると幸いです。また、本記事で記載している「学んだ内容」は「社会人基礎力」に近い内容にフォーカスしており、IT業界に関与していない異業種の方でも参考になると考えているため、是非一度目を通していただけると嬉しいです。

仕事をする上での取り組み方

・PDCAサイクルの「P(計画)」こそ上司からフィードバックをもらえ。

→上司からタスクを割り振れられた際、タスクの進捗具合に対してのフィードバックをもらう機会は大いにしてあるはず(若手社員なら特に)。そのフィードバックは「P(計画)」の段階でこそもらうべき、といったもの。「P(計画)」の段階でフィードバックをもらうことでタスクの全体像が明確になり、後の作業(Do(実行)・Check(評価)・Action(改善))の手戻りが発生する可能性も減らすことが出来る。つまり、「作業効率化・時間短縮につなげることができる。」といったもの。

※PDCAサイクル:Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)。
⇒各プロセスを測定・分析し、PDCAのサイクルを継続的に回すことで、連続的なフィードバックが行われるループ型のモデル。

PDCAサイクル(Plan-Do-Check-Act cycle) | 用語解説 | 野村総合研究所(NRI)

・報連相を行う際は「5W1H」を徹底しろ。

→「報連相」を行う際は、相手側が何も情報をしらない前提で話すこと。相手に情報を明確に伝える手段として「5W1H」はとても有効。
例えば、「カフェに行った」という情報に「5W1H」を投げかける。

「Who:だれが」
「私」

「When:いつ」
「7/28(木)の13:00頃」

「Where:どこで」
「池袋」

「What:何を」
「資格の勉強をする」

「Why:なぜ」
「落ち着いて勉強できるから」

「How:どのように」
「電車で行く」

上記を踏まえて修正前、修正後の文章を比較すると以下の通りになる。

【修正前】
「カフェに行った」

【修正後】
私は7/28(木)の13:00頃落ち着いて資格の勉強をするため池袋カフェに電車で行った。」

修正前よりも修正後の文章の方が、情報が整理されており、明確な内容を相手に伝えることができることが一見してわかる。

※5W1H
「When:いつ」「Where:どこで」「Who:だれが」「What:何を」「Why:なぜ」「How:どのように」といった英単語の頭文字を取ったもので、伝えたい内容をこの要素に沿って構成すると、情報を整理できる。

5W1Hとは? 意味、読み方、順番、ビジネスでの使い方について – カオナビ人事用語集 (kaonavi.jp)

・ゼロから成果物は作るな。模倣できる部分は既存の成果物から模倣しろ。

「既存の成果物を再利用することで、新規の成果物を作る」といった取り組み方。言い方を変えると「車輪の再発明はするな」という表現がふさわしいだろうか。成果物を作成する際は、「模倣できる部分」「新規で作成する部分」を切り離して考えること。

※車輪の再発明
すでに世の中にあって一般的に知られている物(技術、考え方など)を、もう一度、一から生み出すこと

車輪の再発明とは|「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典 (i-3-i.info)

・成果物を作成する目的を忘れるな。

→成果物の作成に没頭していると、当初の目的を忘れてしまい、成果物を作成すること自体が目的になってしまうことがある。そのため、適宜「目的を達成するために、この成果物を作る必要あるのか?」と自問自答することが重要。

・作業が終わったら必ず振り返りを行うこと。

→成功、失敗に限らず、作業が完了したら必ず振り返りをすること。特に失敗した場合は、振り返りは勿論、課題と解決策を上司に提示し、フィードバックをもらうことで、2度と同じ過ちを繰り返さないようにする。

・タスクを複数依頼された場合は、「報連相」と「タスクの優先順位付け」の2点を行うこと。

→上司からタスクを複数依頼され、並行して取り組まなければならない場面は多いにしてあるだろう。その場合は、「報連相」「タスクの優先順位付け」が出来ていれば、基本的に作業を行う上で困ることはない。

以下、流れの一例。

期限を軸に「タスクの優先順位付け」を行い、優先順位に沿ってタスクを行う。優先順位に沿ってタスクを行う上で、期限までに完了させることが難しいと判断した場合、上司に「報連相」を行い、期限の調整を行う。といった流れ。

・説明を聞いても理解できないときは遠慮なく聞き返せ。

→説明された内容を一度で理解するのは至難の業。上司の説明を聞いて、少しでも理解できないと感じた場合、素直に聞き返すこと。「聞き返すことは上司に迷惑なのでは?」などといった負の感情は切り離し、遠慮なく聞き返すこと。聞き返さず、曖昧な理解のまま作業を進めて手戻りが発生した場合の方が上司からしたら迷惑。理解できた「フリ」をしても後々自分を苦しめてしまうことになる。

例:「すみません、○○の部分があまり理解できなかったのですが、ここは△△という認識で相違ありませんか。」

仕事をする上での考え方

・事実と意見(推測)を混同するな。

→事実と意見を混同してしまうことで、議論の曖昧さを招いてしまうため、常に事実ベースで語ることが重要。

例:「通勤時間が1時間長い
上記の場合は「通勤時間が1時間」が事実であり、「長い」は意見である。

・予定時間と実績時間に乖離が発生したら、原因を特定し、解決策を考えろ。

→例えば、1時間かかると予定していた作業が2時間かかってしまったとする。その際に「1時間の乖離はなぜ生まれてしまったのか」と、乖離の原因を特定する。そして、同様のミスを繰り返さないために、原因に対しての解決策を詰める。予定時間と実績時間が乖離した場合、必ず乖離した原因がある。

・タスク期限は時間的根拠を元に算出せよ。

→上司からタスクを渡された際、「いつまでにできる?」と期限を聞かれることは多いだろう。その際はタスク内容を「細分化」し、「時間的根拠」を元にして期限を算出する。といったもの。

具体的な例は以下の通り。

【タスク】

資料作成(レポート)

【細分化】

・情報収集(書籍、インターネットなど):20分

・文章構成考案:20分

・文章記載:20分

【時間的根拠】

上記の細分化したタスク内容から、タスク合計の所要時間は

「20分」+「20分」+「20分」=「60分」

と算出できる。

※時間的根拠:タスク完了にかかる所要時間。

仕事をする上でのマインドセット

・掲げた目標は日々意識して取り組むようにしろ。

→日々、掲げた目標を達成できているかを意識しながらタスクに取り組むマインド。目標は数か月周期で上司と掲げる。達成できなかった場合は、原因を上司と特定し、解決策を詰める。

以下余談。

私が出向していた外資系SIerでは、「成果を出さなければクビ」とまではいかないまでも、「常に自分で目標を掲げ、期限までに全力で達成する文化」が組織全体に根付いており、目標を達成できなかった場合、現在の役職から降格する可能性もあるという実力主義的な組織文化であった。そのため、終身雇用・年功序列が未だに強く根付いている日系企業の組織文化とは対照的であることが伺えた。どちらの組織文化が適しているかは人それぞれ。

・苦しいときにどれだけ頑張れるかが成長につながる。

→ある程度はプレッシャーがかかる仕事をしないと「成長」はできない。というマインド。「現状維持は退化」という言葉があるように、日々の仕事で苦しくない状態が続くなら、それは成長していない証拠だ。

・不利な土俵で戦うな。

→世の中には自分がどれだけ努力しても敵わない人は一定数存在する。それは仕事に限らず、どの分野(就職、受験、部活など)においても当てはまる。何事においても「この人には敵わないな」と悟った時点で、その事実を素直に受け入れることが重要。

敵わない事実を受け入れた後の具体的な行動としては以下の二つが挙げられる。
※対照的な内容のため、状況に応じて使い分けること。

⓵有利な土俵で戦うこと。
→短所を無くすのではなく、長所を伸ばすというロジック。
自分の有利な土俵で成果を上げ、他者貢献できればWin-Winの関係を築くことができる。

例)SEの場合。

「技術力(プログラミングなど)」ではなく、「コミュニケーション能力(企画・要件定義)」で自分の長所を活かす。

⓶「敵わない人=(有識者)」から教えを乞う。
→短所を埋め合わせるというロジック。
無駄なプライドを捨てて、自分に足りてない部分を素直に質問ができるかが試される。
プライドを捨てられず、独力で進めてしまっても良い成果は生み出せない。
地道ではあるが、有識者から教えを乞い、素直に実践することが短所を埋め合わせる上での近道。

・努力を努力と感じない人には勝てない。

→世間一般で「大変」であると思われていることを平然とやってのけてしまう人は「努力を努力だと感じていない」場合が多い。「努力」<「夢中」の不等号が成り立つ。こちらも仕事に限らず、どの分野(就職、受験、部活など)においても当てはまる。

上司曰く、スーパープログラマーはこの特性を持っているらしい。上司の友人(スーパープログラマー)は高校時代から余暇時間のほとんど(平日であれば8時間ほど)をプログラミングに充てていたらしい。しかも毎日。集中力が圧倒的すぎる…。恐るべし…。

・実力が全て。

→説明不要。外資系企業の代名詞ともいえる内容である。

外資系SIerでOJTを担当してくれた上司は、社会人6年目で中途入社した際、当時同じプロジェクトにいた新卒1年目に全く歯が立たなかったらしい。※上司が全力を出し切って3時間で終わる仕事を、新卒1年目は1時間半でミスなく終わらせる。ようなイメージ。外資系企業は実力主義であるため、このような状況も多いにしてあり得るということだ。また、実力がある人ほどキャリアアップを目指してすぐに転職する傾向にあるとのこと。

予告

好評であれば、以下の内容も開示予定。

・「仕事を捌ききれない(追い込まれた)ときの末路」

・「人間関係はドライ」

・「柔軟な働き方」

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